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自己奉仕バイアス
[ジコホウシバイアス]

「自己奉仕バイアス」(Self-serving bias)とは、成功したときは自分自身の能力によるものであり、失敗したときは自分ではどうしようもない外的な要因によるものだと思いこむ考え方です。例えば、試験の点数が良かったときは「自分は頭がいいから」と考え、点数が悪かったときは「先生は自分のことが嫌いだから」と考えるようなケースです。「自己奉仕バイアス」は成功時に自信につながるというプラス面がありますが、失敗時には外部の失敗要因ばかりを集めてしまい、自省ができずに同じような失敗を繰り返す、といったマイナス面もあります。
(2017/10/11掲載)

自己奉仕バイアスのケーススタディ

自尊心を保ちたいという自己保身のあらわれ
抜け出す方法は俯瞰の視点を持つこと

バイアス(bias)とは偏り、偏見、傾向、斜めということであり、先入観という意味で使われています。人はさまざまなことを記憶し、知識としていく中で、先入観があると、偏ったものの見方となり、物事を正しくありのままにとらえることができなくなってしまいます。人にはいくつものバイアスがあり、各々は独立したものではなく、互いに関係し合っています。

例えば、「自己奉仕バイアス」には「確証バイアス」が関係しています。これは一つの思い込みがあると、それを支持するような情報ばかりが目について、最初の思い込みをより強化してしまう、というバイアスです。このようにバイアスには、どんどん加速してしまう側面があります。

では「自己奉仕バイアス」が生まれてくる背景には何があるのでしょうか。そこには、自尊心を保ちたい、自分の気持ちをポジティブに保ちたい、また、他人から自分がどう見られているかをコントロールしたい、といった気持ちがあると言われています。つまり「自己奉仕バイアス」は人として非常に根源的なバイアスであり、抜け出すことは簡単ではありません。

上司と部下の関係にも「自己奉仕バイアス」が見られます。目標管理において、上司は部下に原因を求めようとする傾向があるのに対し、部下は顧客や同僚、上司といった自分以外の人を原因にしようとします。

本人は意識していなくても、「自己奉仕バイアス」に捉われていることがよくありますが、防ぐためにはどうすればいいのでしょうか。まずは、バイアスという存在を自ら認識し、普段から自分の主張を疑う姿勢を持っておくこと。そして、相手の視点に立ち、自分の主張を検証すること。さらには、自分の主張にどのような弱点があるのかを考えてみること。このような複数の視点を自分の中に持つことで、バイアスは解消しやすくなります。

仕事ができる人ほど「自己奉仕バイアス」とは逆で、「良い結果が出たのは周囲のおかげだ」と考える傾向があります。バイアス克服には、いかに自分を俯瞰できるか、また、バイアスさえも俯瞰できるかが問われるのです。

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