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専門家コラム

採用時のミスマッチを減らすために何ができるか?

2020-10-21 テーマ: 海外日系企業

採用時のミスマッチを減らすために何ができるか?

ー海外現地法人の採用の実例ー

 

「採用面接の印象はよかったが、好き嫌いが仕事まで影響していて、パフォーマンスの波が激しい」
「能力は高いが、何を考えているのがわからない、周囲と全くうまくやれてない」

せっかくフレッシュな気持ちで新人を職場に迎えたが、いざ一緒に働いてみると印象が面接当初と全く変わってしまった、ということはよくありませんか?

特に最近ではエントリーシートの書き方、面接試験の対策問題集、さらに面接対策講座まであり、SNSでも数多くの情報が出回っているため、質問内容や回答の仕方への事前対策が立てやすくなりました。そのため、採用の際に応募者を上手く見極めることが難しくなってきています。

このような状況への対策として、従来の採用試験や面接とは異なり、操作しづらい検査を活用する方法もあります。そのような検査の1つとして、内田クレベリン検査というものがあります。

内田クレペリン検査自体は60年以上の歴史を持ち、JRでは、1948年よりの運転適性や事故ミス予防のため、適性検査として導入し続けています。また、現在も官公庁や企業では採用時の選抜や適正配置の参考資料として利用されているため、名前を聞いたり、実際に受けた経験のある方も多いと思います。


一方、作業効率を測る検査という印象で捉えていて、採用場面では使わなかったり、十分に検査結果を活用しきれていないケースも多い状況です。

内田クレペリン検査は、1分毎に行を変えながら前半15分、休憩5分、後半15分で簡単な一桁の足し算を行うだけというシンプルな検査にも関わらず、検査結果から応募者の「一般的な能力」と「性格特性(行動するときの特徴)」という2つの特徴を判定することが可能です。
「一般的な能力」は知能との相関も高く、応募者が与えられた作業をどれだけ早く処理できるか、あるいはどれだけ複雑なことまで対応できるかといったことを表しています。
一方「性格特性」は、性格やパーソナリティといわれる部分を形成する大きな要素といえます。
本来は知能検査と性格検査のように二種類以上の検査で判定するものを、内田クレペリン検査では一度にみることができます。

また、シンプルな作業を行う検査であるがゆえに、面接や他の検査のように取り繕ったり、対策を取ることが難しいと言えます。

冒頭であげた例でみると、「好き嫌いが仕事まで影響していて、パフォーマンスの波が激しい」という特徴は、曲線全体の動きや激しい部分的な動揺などの結果からこのような行動のクセを測ることができます。
また、「能力は高いが、何を考えているのがわからない、周囲と全くうまくやれてない」という特徴は部分動揺の少なさなどの結果から測ることができます。
あくまでも行動のクセなので、職種、周囲の環境、性格特徴などによって、長所となることもあれば短所となる可能性もありますが、この検査結果を他の採用試験や面接での印象と組み合わることで、より応募者への理解を深めることが可能となり、結果的に採用後のミスマッチを防ぐことが可能になるのではないかと思います。

内田クレペリン検査については、開発元である㈱日本・精神技術研究所でも、過去のデータや最新の研究を取り入れることにより、検査結果から読み取れる情報の精度の向上や、様々な場面での活用方法を開発しています。弊社でも判定技術のトレーニングを受けたメンバーが日本、中国の実際の場面での活用支援を行っております。

 

キューブ・インテグレーション株式会社 コラボレータ―
臨床心理士 【専門領域】産業精神保健、復職支援、海外赴任者支援、家族心理相談、在日中国人メンタルヘルス支援
東京大学心理教育相談室、日本家族カウンセリング協会での臨床経験を経て、東京大学学生相談所に勤務。2011年よりEAP事業会社にて、中国におけるメンタルヘルス事業の立上げ、運用体制の構築及びEAP業務全般に従事。現在は休職者の職場復帰を支援。

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