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「適性検査」の注目ニュース

働き方の変化に関する調査

[2023.05.24]

今の働き方、リモートワーク&出社のハイブリッド型が6割にのぼる
ハイブリッド型勤務のリモートワークの頻度「週に1日程度」がトップで実施日は少ない結果に。社員の半数は「リモートワークの方が作業効率が良い」と回答。今後徐々に出社を増やしていく予定の企業は約2割


「識学」を使った経営・組織コンサルティングや従業員向け研修を展開する株式会社識学(本社:東京都品川区、代表取締役社長:安藤広大)は、2023年3月20日(月)~22日(水)「働き方の変化に関する調査」を行いました。

リモートワークが可能な職場にお勤めの会社員に、現在どのような働き方をしているのかを聞くと、「出社とリモートワークのハイブリッド型」が60.0%でした。また、出社とリモートワークでは、どちらが作業効率が良いと感じるかを聞くと、「リモートワークの方が作業効率が良い」50.0%、「出社の方が作業効率が良い」32.0%、「どちらも作業効率は変わらない」18.0%でした。

経営者・役員に、働き方に関してご自身の会社で出社とリモートワークどちらが良いかを聞くと、「出社の方が良い(やや良い含む)」43.0%、「出社とリモートワークのハイブリッド型が良い」30.0%、「リモートワークの方が良い(やや良い含む)」21.0%と、リモートワークよりも出社の方が良いと考える経営者・役員が多いことがわかりました。リモートワークのメリットについて両者にうかがうと、社員側は「通勤の負担がなくなる」が69.0%とトップで、経営者・役員側は「通勤費用を削減できる」42.0%でトップでした。移動にかかる時間や労力などの「負担」と「費用」という違いはありますが、「通勤」という点で意見は一致しました。

■調査背景
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、多くの企業でリモートワークが導入され、働き方が多様化しました。しかし、感染拡大が落ち着いてきた今では、リモートワークから出社に切り替わったり、出勤日が定められたりするなど、働き方の変化が再び起こっているようです。働き方の変化を経たことで、リモートワークのメリット、出社のメリットどちらも実感している方が多いのではないでしょうか。

そこで今回の調査では、現在の実施状況は関係なくリモートワークが可能な企業にお勤めの会社員と経営者・役員に、「働き方の変化」をうかがうのとともに、その変化によって生活にどのような影響があったのか、リモートワークと出社のどちらがよいのかなど、双方から意見をお聞きしました。

■調査トピックス
・今の働き方…「出社とリモートワークのハイブリッド型」が60.0%
“ハイブリッド型”のリモートワークの頻度「週に1回程度」がトップ
・“コロナ禍”を経ての生活の変化…「睡眠時間が増えた」37.0%
・リモートワークのメリット…社員側「通勤の負担がなくなる」
経営者・役員側「通勤費用の削減」で「通勤に対する負担」で一致
・社員の50.0%は「リモートワークの方が作業効率が良い」と回答、一方「出社」は32.0%
・経営者・役員は「出社の方が良い」が最多で43.0%

■調査詳細
今の働き方…「出社とリモートワークのハイブリッド型」60.0%、ハイブリッド型のリモートワークの頻度「週に1日程度」が最多
現状の実施状況に関わらずリモートワークが可能な会社員の方に、現状の働き方を聞くと、「出社とリモートワークのハイブリッド型」が60.0%、「フル出社型」が25.0%、「フルリモート型(全く出社することはない)」が15.0%という結果となりました。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で定着したと言っていいリモートワークですが、新型コロナウイルス感染症のピークが過ぎた現在でもその働き方は一部残り、主流は「ハイブリッド型」になっているようです。

Q1で「出社とリモートワークのハイブリッド型」と回答した方に「リモートワークの頻度」をうかがうと、最も多かったのは「週に1日程度」で31.7%。次に「週に2日程度」28.3%、「週に3日程度」23.3%と続きました。リモートワークを実施しているとは言っても、その実施日は少ないようです。

“コロナ禍”を経ての生活の変化…「睡眠時間が増えた」がトップ リモートワークで通勤がなくなり、副業を始めたという声も
では、リモートワークでの働き方も増えてきた新型コロナウイルス感染症の流行時から現在で、生活の変化は起きたのでしょうか。その内訳を聞いてみると、「睡眠時間が増えた」が37.0%と最も多く、「趣味に時間をかけられるようになった」32.5%、「家族で過ごす時間が増えた」32.0%、「健康的な生活を送れるようになった」30.0%と続きました。

 また「現在リモートワーク(ハイブリッド型含む)」の方、「現在フル出社」の方、それぞれの立場で見ると、「現在リモートワーク(ハイブリッド型含む)」の78.7%の方が、何かしら生活の変化があったと回答したのに対し、「現在フル出社」の58.0%の方が「特に変化はない」と回答しました。やはり働き方の変化が生活にも大きく影響しているようです。中でも顕著だったのが「睡眠時間」で、「現在リモートワーク」の方は「睡眠時間が増えた」46.7%とトップだったのに対し、「現在フル出社」は8.0%と38.7ポイントも差がありました。

リモートワークのメリット…「通勤の負担がなくなる」約7割でトップ
次に、リモートワークと出社では「作業効率」に違いはあるのでしょうか。「リモートワークの方が作業効率が良い(やや良いも含む)」と回答したのは50.0%で、「出社の方が作業効率が良い(やや良いも含む)」32.0%という結果でした。

また、こどもの有無でその内訳を見ると、こどもがいる方の“リモートワーク派”は56.5%、“出勤派”は27.1%なのに対し、こどもがいない方の“リモートワーク派”は45.2%、“出勤派”は35.7%という結果でした。こどもがいる方はリモートワークの方がこどもの世話をしながら仕事ができて良いと感じているのかもしれません。

ではリモートワークのメリットは何でしょうか。その内訳を見てみると、「通勤の負担がなくなる」が69.0%と最も高く、「ライフワークバランスが実現できる」43.5%、「プライベートの時間を増やすことができる」41.0%と続きました。

こどもの有無で見ると、大きな違いがあったのは「ストレス」について。こどもがいない方は「ストレスが減る」と35.7%の方が回答したのに対し、こどもがいる方は14.1%でした。こどもがいる方にとって、リモートワークは「通勤の負担がなくなる」ことはあっても、ストレス軽減にはつながらないようです。

出社のメリット…「社員同士のコミュニケーションが取りやすい」「印刷やコピーができる」
一方で出社のメリットはなんでしょうか。その内訳をみると、「社員同士のコミュニケーションが取りやすい」が51.5%と最も高く、「印刷やコピーができる」44.0%、「働きやすい環境が整っている(スペース・空調・通信等)」40.0%と続きました。

リモートワークが可能な会社の経営者・役員の方にも意見をお聞きしました。

まず、新型コロナウイルス感染症流行時と現在とで働き方の変化をお聞きすると、最も多かったのが「コロナ禍からリモートワーク(フルリモートではない)を導入した(現在も継続中)」と「特に変化はない」が同率で26.0%、「コロナ禍でリモートワークを導入したが、今後は徐々に出社を増やしていく予定」19.0%と続きました。

経営者・役員の立場ではどのような働き方が良いと考えるのでしょうか。出社とリモートワークどちらが良いかをお聞きすると、「出社の方が良い(やや良い含む)」43.0%、「出社とリモートワークのハイブリッド型が良い」30.0%、「リモートワークの方が良い(やや良い含む)」21.0%で、リモートワークよりも出社の方が良いと考える経営者・役員が多いことがわかりました。
 

■調査概要
調査機関:株式会社識学
調査対象:全国の従業員数10名以上のリモートワークが可能な企業(現状、リモートワークをしているかは関係なし)に勤める20歳~59歳の男女、会社員
また同じく、リモートワークが可能な企業の経営者・役員
有効回答数:300サンプル(会社員:200名/経営者・役員:100名)
調査期間:2023年3月20日(月)~22日(水)
調査方法:インターネット調査
※本調査では、小数点第2位を四捨五入しています。そのため、数字の合計が100%とならない場合があります。

 

◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。

(株式会社識学 / 5月11日発表・同社プレスリリースより転載)

 

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